01グローバル社会に対応した教育
近年、日本国内の飲食産業におけるグローバル化が急速に進んでおります。国連世界観光機関の調べによると、外国人訪問者数が一番多い国のランキングにおいて、2016年には世界で15位だった日本は、 2019年には12位に順位を上げており、アジアでは4位となっています。また、海外でも「日本の味」や「日本のおもてなし」を楽しみたいという需要が高まりつつあります。今後、飲食業の現場ではますます豊かな国際感覚を持った人材が求められます。本校では、海外からの留学生や科目履修生をはじめ、学務提携校からの研修生も積極的に受け入れ、グローバル社会に通用する調理師・パティシエを育成します。異国の学生と交流し、多様な価値観に触れることで、自らの価値観を広げ、豊かな感受性や高いコミュニケーション能力を身に付けます。
02広がる世界の料理界との国際交流
本校は20年以上前から世界各地の調理師養成校や料理界との良好な関係の構築に力を注いでおります。近年では、2019年にはフランス、プロヴァンス・アルプ・コート・ダジュール地域圏の12の養成校が構成する協会組織「観光ホテルレストラン職業教育キャンパス」、そして2021年にはアフリカ、ガボンのリーブルビル・コンチネンタル大学とも学務提携を結び、毎年、各提携校からの留学生の受入れや特別講師による特別授業など、国際交流のチャンスがいっぱい!
03学内で留学気分が味わえる
本校では、日本人の学生に併せて、調理師免許を目指している外国人留学生もクラスメートとなります。また、ポール・ボキューズ学院との提携により毎年世界中から本校で6ヶ月の研修コースを受ける留学生をはじめ、各提携先から受け入れる短期・中期研修生達や1年間の科目履修生が通年本校にて日本料理と日本食文化を学びます。同じ志を持って学んだり、放課後や週末に一緒に出かけたり、日本にいながら外国人の友達を作るチャンスが沢山あります。また、希望者はフランス研修旅行やフランスの学務提携校で短期研修、そして卒業後には一流のレストランの厨房で調理やパティシエの長期研修のチャンスもあります。本校で多文化の人との交流を肌で体験できる日々、豊かな国際感覚を養う絶好の機会です。
04フランス研修旅行(希望者全員参加)
毎年、希望者全員が参加できるフランス研修旅行。南フランスにあるニースを中心としたエリアの名門レストラン、ショコラティエや専門店、ワイナリーなど食材生産者を訪問するほか、現役のシェフによるデモンストレーション授業を受けることができます。ニースやモナコ周辺の名所や美術館を巡り、技術・知識・感性共に磨きを掛けます。
05フランス短期留学(若干名 選抜)
短期留学生インタビュー
中野 さくら
(室蘭東翔高等学校出身)
2020年海外研修・短期留学経験者
受入先/ポール・オジエ観光調理専門学校(南仏、ニース)
本場で学ぶことで、貴重な体験ができました。
フランス料理に興味があり、本場の食はもちろん、文化や風習の違いも学びたいと留学を決意。この機会に自分自身を見つめ直し、さまざまなことを積極的に吸収して成長したいと思います。将来の目標は「日本一気配りのできる調理師」になること。そのためにも、日頃から周囲に目を配り、人の役に立つために何ができるかを考えて行動することも心掛けています。
06フランス長期留学(若干名 選抜)
長期留学生インタビュー
松本 智浩
(北海道伊達緑丘高等学校出身)
2015年長期研修留学経験者
受入先/ラ・シェーヴル・ドール(南仏、エズ)パティスリー部門
料理に対する考えが更に深まりました。
元々日本料理が専攻でしたが、一つの分野にとらわれることなく、知識や技術に磨きをかけたいと思いました。留学先の「ル・マ・カンディーユ」のシェフは、日本の食材や調味料を取り入れるなど学ぶことも多く、見た目、味ともに楽しませる料理のすばらしさをあらためて感じました。私もお客様を料理で感動させ、幸せにできるシェフを目指したいです。
07フランス長期留学の主な受け入れ先
長期研修留学の受け入れ先は、いずれも世界に名を馳せる超一流店。フランス料理界の最前線を牽引するシェフの直接指導のもと、世界的レベルの技術を身につけます。
140年以上の歴史を誇る五つ星高級リゾートホテル
HÔTEL DU CAP-EDEN-ROC
ホテル・デュ・キャップ・エデン・ロック
地中海を見下ろすミシュラン二つ星レストラン
LA CHÈVRE D’OR
ラ・シェーヴル・ドール
南フランスの温かみ溢れる名門レストラン
LE CASTELLARAS
ホテル・デュ・キャップ・エデン・ロック