創立84年の開校記念日だった7月15日、母恋神社祭に向け、北斗の神輿への御霊入れの儀式が行われました。
学園のもつ神社「清住神社」での祭典、そして29回めとなる北斗の神輿への御霊入れは、学生の代表者と教職員、OB・OGの参加のもと、厳かに執り行われました。
日本のお祭りは元来、自然と神様に感謝し、生きることを喜び、アイデンティティやコミュニティを育てるために行われてきました。
「祭り(まつり)」の語源は(諸説ありますが)「祀る(まつる)」であると言われています。
自然と八百万(やおよろず)の神に感謝し、自然の恵みを分かち合うという、日本の風土・文化が凝縮されているのがお祭りです。
お祭りを知ることは、日本を知り、日本人を知ることでもあります。
先日は、日本語教育課程の留学生と自立支援介護学科の学生総勢54名と一緒に、神輿渡御を行うルートのゴミ拾いを行いました。
炎天下でしたが、母恋神社にたどり着くと、一人一人頼もしい顔つきが見られました。
日本文化を肌で感じ、地域の方々とのつながりを実感すること。
それぞれのもつルーツや文化を互いに尊重する心を育てること…
それぞれルーツも宗教も異なる学生たちが、お祭りや神輿渡御に参加することで得られるものは、きっと特別なものになるだろうと思っています。