12月6日、恒例の「針供養」が行われました。
毎年、北海道福祉教育専門学校・インターナショナル調理技術専門学校の全学科合同で行われる「針供養」。
「事納め」の12月8日に行なうのが一般的ですが、今年は8日が日曜日のため6日に。
北斗文化学園ではこのような行事を通じて、文化の大切さや、伝統的文化・精神的文化の重要性を会得する教育を進めています。
日本人はもちろん、留学生にも行事の意味や意義を丁寧に伝え、日本文化の理解を深め、自国の文化もまた同様に大切にする心を育てています。
昔、針仕事は女性にとってとても重要な仕事でした。
折れた針を供養し、普段固いものばかり刺している針を休ませてあげるために、柔らかいコンニャクや豆腐に刺してあげました。
そのような由来を現在に置き換えて、学生たちと教職員は「道具」の大切さと恩恵に感謝する気持ちを胸に式に臨みました。
調理器具、介護福祉用具、保育用具、言語学習用具…
それぞれの「道具」がなくてはならない存在になり、身体の一部と言えるほどになった後も、道具に感謝する心を持ち続けてほしいと願っています。